重いつわりは治療を! アメリカのつわり治療のガイドラインが更新
アメリカの産婦人科学会でつわり治療に関するガイドラインが更新されたそうです。
『新ガイドラインでは、持続的な重い吐き気や嘔吐の第一治療として、ビタミンB6と抗ヒスタミン薬ドキシラミン(国内未承認)の併用を推奨している。一方、よく用いられているオンダンセトロン(商品名:ゾフラン)については、先天性欠損症との関連が示唆されたことを理由に推奨を控える方針を示している。』HealthDay Japanより
つわりは多くの妊婦さんが経験することなので、妊婦生活を迎える前から、対策を知っておくと安心です。
『新ガイドラインでは、持続的な重い吐き気や嘔吐の第一治療として、ビタミンB6と抗ヒスタミン薬ドキシラミン(国内未承認)の併用を推奨している。一方、よく用いられているオンダンセトロン(商品名:ゾフラン)については、先天性欠損症との関連が示唆されたことを理由に推奨を控える方針を示している。』HealthDay Japanより
つわりは多くの妊婦さんが経験することなので、妊婦生活を迎える前から、対策を知っておくと安心です。
妊娠&つわりは病気ではない。でも……
妊娠初期に起こることが多いつわり(悪阻)。吐き気やおう吐など、人によって差はありますが、ほとんどの場合、妊婦や胎児に危険が及ぶことはありません。そのため、「しばらく自分が我慢すればすむ…」と無理して乗り越える妊婦さんも多いようです。
ただ、ひどいつわりの場合、脱水に陥ったり、栄養不足による疾患(ビタミンB1不足によるウェルニッケ脳症)を起こす可能性もあります。
今回のガイドラインの更新で、アメリカでは(薬剤を使用しない対処法や民間療法を試したうえで)「持続的な思い吐き気やおう吐に対しては、薬剤での治療が第一選択」とされています。
日本の産婦人科学会のガイドラインでも、
推奨A
1.少量頻回の食事摂取と水分補給を促す
2.脱水に対して十分に輸液する
3.輸液にはビタミンB1を添加してウェルニッケ脳症を予防する
推奨C:
4.ビタミンB6投与を考慮する
5.(1.~4.)でも改善しない場合に制吐薬使用を考慮する
6.深部静脈血栓の発症に注意する
というように、薬物を使わない方法を試しても改善しない時はビタミンB6投与、それでもだめなら薬物の使用を検討するという順番です。
ただ、ひどいつわりの場合、脱水に陥ったり、栄養不足による疾患(ビタミンB1不足によるウェルニッケ脳症)を起こす可能性もあります。
今回のガイドラインの更新で、アメリカでは(薬剤を使用しない対処法や民間療法を試したうえで)「持続的な思い吐き気やおう吐に対しては、薬剤での治療が第一選択」とされています。
日本の産婦人科学会のガイドラインでも、
推奨A
1.少量頻回の食事摂取と水分補給を促す
2.脱水に対して十分に輸液する
3.輸液にはビタミンB1を添加してウェルニッケ脳症を予防する
推奨C:
4.ビタミンB6投与を考慮する
5.(1.~4.)でも改善しない場合に制吐薬使用を考慮する
6.深部静脈血栓の発症に注意する
というように、薬物を使わない方法を試しても改善しない時はビタミンB6投与、それでもだめなら薬物の使用を検討するという順番です。
必要なときは薬の力も借りて
つわりがおこったときは、ますは、自分でできることを試してみましょう。
つわりを軽減すると言われている方法として、空腹にしない(軽食を頻繁に摂る)、吐き気を誘発する匂いを避ける、炭酸飲料、生姜などがあります。また、サプリメントでビタミンB6を摂るのも方法の1つです(ビタミンB6の耐用上限量は45mg/日、病院で治療のために処方される量は75mg/日程度)。
色々な対処法や民間療法などの薬剤を用いない方法を試したうえで、必要であれば無理せずにお薬の力を借りましょう。つわりがひどすぎて赤ちゃんの健康に影響が出たり、妊娠生活を楽しむ余裕が全くなくなってしまっては元も子もありませんよね。
つわりを軽減すると言われている方法として、空腹にしない(軽食を頻繁に摂る)、吐き気を誘発する匂いを避ける、炭酸飲料、生姜などがあります。また、サプリメントでビタミンB6を摂るのも方法の1つです(ビタミンB6の耐用上限量は45mg/日、病院で治療のために処方される量は75mg/日程度)。
色々な対処法や民間療法などの薬剤を用いない方法を試したうえで、必要であれば無理せずにお薬の力を借りましょう。つわりがひどすぎて赤ちゃんの健康に影響が出たり、妊娠生活を楽しむ余裕が全くなくなってしまっては元も子もありませんよね。