生殖補助医療によって生まれた子どもの認知や運動、言語発達
生殖補助医療で生まれた子どもの2歳時点の認知や運動、言語発達は、自然妊娠で生まれた子どもに比べて差はないことがカナダで実施された試験で明らかになりました。
モントリオール大学の研究グループは、2010年から2012年にかけて実施された3D研究に参加した単胎児の妊娠初期の女性を対象に、生殖補助医療で生まれた子ども(175名)と自然妊娠で生まれた子ども(1,345名)の2歳時点での神経発達を、Bayley乳幼児発達検査(第3版)やマッカーサー乳幼児発達質問票を比較しました。
その結果、生殖補助医療で生まれた子どもは、Bayley検査の認知スコアや複合運動スコア、そして、マッカーサー質問票の言語スコアのいずれにおいても差は見られませんでした。
また、生殖補助医療の治療方法(卵巣刺激、AIH、IVF、ICSI、IVM)別、また、体内での受精か、体外での受精かによっても差はみられませんでした。
このことから、生殖補助医療は出生児の神経発達に影響を及ぼさないことがわかりました。
その結果、生殖補助医療で生まれた子どもは、Bayley検査の認知スコアや複合運動スコア、そして、マッカーサー質問票の言語スコアのいずれにおいても差は見られませんでした。
また、生殖補助医療の治療方法(卵巣刺激、AIH、IVF、ICSI、IVM)別、また、体内での受精か、体外での受精かによっても差はみられませんでした。
このことから、生殖補助医療は出生児の神経発達に影響を及ぼさないことがわかりました。
これまでの試験においても今回の報告においても、高度な治療による子どもの知的な発育へのマイナスの影響はみられないとしています。